2013年12月16日月曜日

曲り直し

6本のスプリットを張り合わせる前に極力曲りを取り除きます。

以前は作業工程の中に4~5回曲り直しを入れていましたが最近2回に減らしました。
まず、火入れ前の状態は水分がまだ多いので熱を加えなくてもある程度大きな湾曲は直せます。ですので、加熱して曲りを取り除くのは止めました。
火入れの工程の次に粗削りですが、この工程の前の曲り直しも止めました。私はミーリングマシンを使いますので多少曲がっていても曲りなりに削れますので問題ありません。節が無いのでカクッと曲がっているところは無いので可能なのです。

結果、仕上げ削りの前後の工程だけ加熱して曲りを直すことになりました。
メリットとして、局所的に加熱すること減らせたので部分的なケーンの変質も最小限に抑えられると思います。また、作業工程の短縮もできました。
デメリットは今のところ見つかって無いので当分はこの工程で行こうと思います。

2013年11月17日日曜日

エポキシコーティング

スレッドのエポキシコーティングです。
以前はグラファイトロッドのように丸みのあるコーティングをしていました。
現在は逆に丸くならないように1回に塗る量を減らしています。ブランク自体が角ばってますのでこういうデザインの方が似合うように思います。塗る回数が増えて手間は増えますが…。
写真の状態で6回塗りですが、この辺りから薄く塗っていても丸みが出始めます。耐久性とデザインの間で毎回葛藤してしまいます。

2013年10月8日火曜日

リールシート

先日入手したケヤキ板。
とりあえず2本作ってみました。色合いも杢も落ち着いた感じです。

2013年10月4日金曜日

リールシート材

リールシートの材料が減ってきたので追加購入です。
私のロッドの標準装備はケヤキです。
固すぎず柔らかすぎず加工がとてもしやすい材だと思います。
また、見た目も派手すぎず落ち着きがあって好きです。
旋盤で削っているときの香りも良いですよ。

2013年8月26日月曜日

フェルール

私はメタルワークはやらないので、市販のフェルールを加工して使っています。
メタルワークに興味は有るのですが作業場のスペース等の問題でなかなか踏み入れられません。
まあ、一番の理由は高品質なフェルールが良心的な値段で手に入るからに他ならないんですが…。

セレーションの部分を削ることで、スレッドのエポキシがひび割れるのを少しでも軽減できればと考えて加工してます。

2013年8月11日日曜日

K-704-3bf 完成

懸案だったバンブーフェルールの滑らかな意匠も何とか形に成りました。
この見映えなら正式採用してみようか検討の余地があります。

2013年7月30日火曜日

バンブーフェルール その2

バンブーフェルール、メス側は全てベージュのシルクスレッドで補強しました。
エポキシを3回かけて、あとはブランクと同時にウレタンをディッピング。
どうしても若干糸目が光って見えます。エポキシの回数を増やせば消えるんでしょうが、そうなるとモッコリしてしまうのでジレンマが有ります。

2013年7月18日木曜日

続、バンブーフェルール

暫くお休みしていたバンブーフェルール改良。
一体型で作れば見た目が綺麗なのは解っていますが、私のプレーニングフォームではスエル部分が長くなり過ぎて竿の曲がり方が不自然なモノになってしまいます。
そこで、別体型という選択ですが、以前作ったものは見た目がモッサリしていました。
今回はメスフェルールの全長が多少長くなっても繋ぎ目を滑らかにしてみました。
 

2013年7月15日月曜日

竿袋

当然ですが、竿の数だけ袋が要ります。
家庭科の成績が悪かった私には苦痛でしたが、ミシンも慣れてくると楽しくなってきました。下手ですけどね。

2013年7月14日日曜日

内臓の重さ

ホロー加工で肉抜きしたピスの重さを計ってみました。
予想通り大した重さではありませんね。
これでは静的に軽量化に貢献しているとは思えません。
低番手の竿では、肉厚を薄くするより強度を保ちながら中空にして反発速度をあげる事を目的とした方が有効だと思います。 

2013年7月12日金曜日

猛暑

あまりにも暑いので、母屋で扇風機を背負いながら曲げ直ししています。
この段階でスプライス部分をパキッて剥離させちゃうと悲劇なので慎重に進みますが、イヤな工程です(笑)。

2013年6月26日水曜日

ウェイダー

5、6年ぶりにウェイダーを新調。
同じメーカーのものに代えましたが進化してるなぁーと感じました。
サイズも一緒のものですがすこぶる快適です。とても動きやすい。
ただ、私の持っているアパレルの中で一番高価なのが悲しいですが…。

2013年6月19日水曜日

RSR921 私的インプレッション

先日使用したRiversidRambler というガレージメーカーのリールのインプレッション。

第一印象はブラスということこあり正直、重過ぎ?と思いました。
私のロッドの6ft7inのモデルでは使いづらいかと思いましたが、ちゃんとバランスがとれました。
竿の方もリールを着けるか着けないかでアクションの印象がかなり違います。

デザインとしては人の好みでしょうが、素材とのマッチングがとても好きです。ブラスだからこそこのデザインが生きているんじゃないでしょうか。色が変わってきたら、またいい味が出るかもしれません。

造りの方は全体に丁寧に作られている感じがとても好印象です。
内部のクリックのスプリングもシンプルな構造でいい感じで、スプリングの強さもはじめは弱いかなぁと思いましたが使ってみると絶妙な強さでした。きっと、いくつも試作して試されたのではないでしょうか。釣り始めにティペットがスプールに食い込まずスっと出せるのはありがたいです。

私的に惜しむらくは、スプールはPflueger Medalist 1492の部品を使っているとのことで、ラインを引き出す時のブルブル感があります。実はこの感触があまり好きではありません。これはスプールのギアの形状が起因するものなのでしょうか。
完全オリジナルパーツのものも開発中のようですのでここは今後に期待したいです。

バンブーロッドもそうですが、造り手の気持ちがこもった道具を使うのは楽しいものです。このリールを持って歩くことが増えそうです。





 

2013年6月18日火曜日

新デモロッド 入魂



新たなデザインのデモロッド(自分用)を入魂してきました。
ご一緒したのはCALm_Fryさん。お久しぶりです。
竿の方は巨大なヒレのパワフル岩魚に絞ってもらって無事入魂。
CALm_Fryさん良いイワナ達をご紹介いただきありがとうございました。

イントロダクション

バンブーロッド製作とフライフィッシングの日々。